美術館、そこは心の美しい方々が〜名古屋は でら優しいだもんで〜

 0度以下じゃない時間帯が増えまして。
「も、も、もちょい雪溶けてくれたら…。
せっめて歩道の端っこに居残ってるアイツらだけ……」
スピード上げての、春の散歩 待ち遠しい僕です。
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 僕、2月の末に。 名古屋ででっかい?美術館に行きました。
バリアフリーなんちゃらっとか、そういう企画のものではぜんぜんないやつです。
「お、絵みに行くべ」みたいなノリで気持ちのままに。
 ちなみに、美術館なんてめったに行きません。
それは行けないとか、楽しみにくいんだよねぇとか、そういうことではなくって。
ただただ近所にない…みたいな理由。
 少なくとも、200キロ圏内には無いはず、たぶん…
もしも札幌にあればっという数字でです。
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 この美術館賞が、もうなかなかに良かったわけですよ!
予想をして行ったわけですが、これ、みごとに的中!てな具合で有ります。
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 美術館。 人はほとんどいません。。
新型コロナの影響なのか、普段からなのか、
それはどうか分かりません。 そんなの聞くのもヤボってなもんでしょ!?
 シーーーン スゥーーーー
展示室の無音が心地いい〜 〜
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 「あのぉ…すみません。立ち去る前に一つお聞きしたいんですが…
お時間よろしいでしょうか?」
と、展示室で僕と2人になった人に問う。
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「あなたはこの絵から何を感じましたか」
「なぜ、今日、ここに足をむけたのですか?」と1つ、2つ聞いたわけですよ。
もちろん、「迷惑じゃないかなぁ」という気持ちはありましたけど。
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 ところがところが。
初老(と思われる)の方。 30代のお姉さん(と思われる)。……。
皆さんご丁寧に話して下さるわけですよ。
「え!?そうなんですね」と、最初は僕が見えない事に驚きながらも。
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出会った方:「お母さんと思われる女性が子供を抱いていて。
その子供を見る表情が、こう…全体の色合いからより優しく……。」
僕:「その色合いが作品の…印象……ふむ、ふむむ。」
出会った方:「母性という…眼が生きていることを……。
時代を想像してその場の空気間が……」
僕:「…時代。……。…。空気…。」
出会った方:「はい。…わたしには、、そう…」
この会話で、例えば3分とか、5分とか。
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 うーん。 なんといいますか…。
今回、僕に質問をされた方はとんでもなく突然だったわけです。
何の準備もないまま、その時に浮かんだ言葉を紡ぐわけです。
それが逆に良かったのかもしれないな、って。
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どんなものが描かれているっとか。 どんな色が使われていてっとか、
そういう事を細かく知ることよりも、
作品全体を雰囲気で{みる}ということの良さ。
そんなことを実感したんだ。
 そうなの。 細かく教えてもらうよりもよっぽど、
今でも頭に鮮明にその絵がうかぶ。
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そういうことなんだな…。 そういうこともあるんだよな……。
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 僕は今後、どこかでその絵を前にしても、
名古屋の美術館で30分間ほど対峙した、
あの作品だと気づくことができないかもしれない。いや、たぶんできない。。
でも。 それでもいいんだよね。
誰にも教えられないお気に入りの会が、みっけ♪
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 念のために(笑)。
バリアフリー。視覚障がい者も楽しめる。
内容の説明有。 触ることができる。
そんな美術館や施設、イベントも好きだし。大切だと思ってまーす。
でも、自由がほしかったんだなぁ。今回は。
いや、違う方法で感じてみたかったんだなぁ。慣れない街で。
     ギュギュゥって 記憶に残るから。。。